おいしいナツミカン1
これがナツミカソの成熟期である。
ここの所をもう少し補足して説明しておこう。
厳寒期を過ぎて、春の気配が感じられるようになってくると、ナッミカンの果実は、中身を成熟させる仕事に手をつける。
気温が少しずつ上がるにつれて、果汁の酸分が減ってゆく。
そして、お彼岸すぎには、食べようと思えば食べられるようになる。
だから、寒さの心配なしに、品種固な有の風味が出るまで実を生らせておける所、ペンタキープがなくてもこのような地域での収穫期は三月末から六月の初めである。
ナツミカンは酸っぱいので嫌いだとおっしゃる人が少なくない。
柑橘類の酸は主にクエン酸である。
ナツミカンの酸分は温州ミカンの二倍ほどある。
酸っぱいわけだ。
しかし、ナツミカンも十分熟れたら、本当はそれなりの風味が出るのである。
ここのところ今までの話で分かっていてくださるであろうか。